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お知らせ
アジアの現代文芸「ある語り部の最後の日々」(マレーシア)を翻訳出版

「アジアの現代文芸」シリーズの83作品目にあたり、マレーシアとしては5作品目になる以下の作品を紙の書籍および電子書籍として出版しました。
紙の書籍は全国の公共図書館に寄贈します。電子書籍は「アジアの現代文芸 電子図書館」からご覧になれます。ニュースリリースはこちらをご覧ください。  


・作品名:ある語り部の最後の日々
・著作者:アンワル・リドワン
・翻訳者:小野沢 純


作者であるアンワル・リドワン氏は、マレーシア文学界を代表する作家で、詩や小説など幅広い分野で活躍し、同国の国民栄誉作家にも選ばれています。

本作はマレーシアの農村を舞台に、語り部であるパッ・ハッサンの人生の終盤を描いた物語です。

自然や人々の暮らし、語りの伝統が丁寧に描かれ、時代の移り変わりとともに語り部の役割が静かに幕を閉じていきます。家族との別れや村人との交流を通じて、語りの力や人の温かさが心に残る作品です。

2025年度大同生命地域研究賞贈呈式を開催いたしました。

2025年度(第40回)大同生命地域研究賞選考委員会(委員長:臼杵 陽氏)を5月30日に開催し、次の方々を受賞者に決定いたしました。

受賞者に対する贈呈式は、7月29日にクラブ関西(大阪市)で開催いたしました

(3) 大同生命地域研究特別賞                                                             

2025年度大同生命地域研究賞受賞者の決定および贈呈式の開催(ニュースリリース)

2025年度(第40回)大同生命地域研究賞の受賞者が決定いたしました。受賞者ならびにこの賞に関する詳細および贈呈式につきましては、こちらをご覧ください。

理事会・評議員会を開催

5月20日(火)に当財団の理事会が、6月17日(火)に評議員会が開催され、2024年度の計算書類等が承認されました。
詳細については、ホームページ上の「2024年度事業報告書」等をご覧ください。

翻訳出版事業─「ジャパニーズ・ミラーズ」シリーズ─「福沢諭吉」カンボジア語版を出版

松下幸之助物語

【カンボジア語出版】

書名 福沢諭吉
著者 浜野卓也

訳者 ペン・セタリン

本書はカンボジアにおける10作目の翻訳作品です。
自由平等と学問の大切さを説き、明治維新以降の日本の近代化に大きな役割を果たした福沢諭吉の生涯をカンボジアの人々に紹介いたしました。本書はカンボジアの公立図書館や、学校に無償で寄贈させていただいています。

翻訳出版事業─「ジャパニーズ・ミラーズ」シリーズ─「日本近代詩歌選集」トルコ語版を出版

日本近代詩歌選集

【トルコ語出版】

書名 日本近代詩歌選集
著者 正岡子規、与謝野晶子、島崎藤村、宮沢賢治 他

訳者 イナン・オネル

本書はトルコにおけるはじめての翻訳作品です。
トルコでは「小説」と並んで「詩」が多くの方に読まれています。正岡子規や与謝野晶子など近代日本を代表する俳句・短歌・詩をトルコ語に翻訳することで、トルコの方々にも日本人特有の感性を知っていただき、これまで以上に日本について理解いただければ幸いです。また、この作品は2023年に発生したトルコ・シリア地震の被災者の皆さまにもお届けする予定です。

アジアの現代文芸「白い蝶」(ベトナム)を翻訳出版

「アジアの現代文芸」シリーズの82作品目にあたり、ベトナムとしては6作品目になる以下の作品を紙の書籍および電子書籍として出版しました。
書籍は全国の公共図書館に寄贈します。電子書籍は「アジアの現代文芸 電子図書館」からご覧になれます。ニュースリリースはこちらをご覧ください。  


・作品名:白い蝶
・著作者:ニャット・リン 著
・翻訳者:川口 健一 訳


作者のニャット・リン氏はベトナム近代文学の形成に大きな影響を与えた文学グループ「自力文団」の旗手です。本作は結核にかかった主人公の愛と苦悩を人生の機微を細やかに描く内面の心理描写を特長として「愛に魅入られた者の破滅の美学」ともいえる世界観で描かれています。文学を通して庶民の啓発に努めた作者の「自力文団」における最後の長編小説として、最も奥深いとの評価を得ている代表作です。本書を通じ、日本とベトナムの相互理解が一層進み、両国の緊密度がます一助となれば幸いです。

教育支援事業-ラオス・カンボジアへの図書寄贈、ミャンマーの寺子屋への学用品寄贈-

教育支援事業として、ラオス・カンボジア・ミャンマー3カ国の学校へ本や学用品の寄贈を行いました。 

                                        

<ラオス・カンボジア>

公益財団法人民際センター様を通じて、読み書き・計算の指導本や子供向けの短編小説等の図書を弊財団が建設した

ラオスとカンボジアの学校に寄贈(ラオス:267冊、カンボジア:265冊)しました。   

また、通学に往復で徒歩2時間以上かかる中学生に通学用自転車を寄贈しました。(各国5台ずつ)

 

 
<ラオス:図書の寄贈>

                                                                                 

  

                                            

               ピアマイ小学校(11月20日寄贈)

                                       

   ヒンテーク小学校(11月14日寄贈)

     ナノン小学校(11月5日寄贈)


<ラオス:自転車の寄贈>

                                       

  

    

<カンボジア:図書の寄贈>

                                                 

                                            

   

                                    

               オーニョ小学校(1月25日寄贈)            

                                     

   プアーク中学校(1月25日寄贈)

  トノルバンベーク小学校(1月25日寄贈)

<カンボジア:自転車の寄贈>

                                       

  


<ミャンマー>

ミャンマーに弊財団が建設した3つの寺子屋(ナツマウツ寺、ピンレーブ寺、ミガダーウォン寺)について現地協力者を

通じて学用品(教室の机・いす、ノート)を寄付しました。

                                          

   

                                    

                  ナツマウツ寺(5月17日寄贈)             

                                     

    ピンレーブ寺(5月17日寄贈)

    ミガダーウォン寺(5月17日寄贈)

          

                                   

              

                                          

                                 

理事会を開催

3月18日(火)に当財団の理事会が開催され、2025年度の事業計画書等が承認されました。

詳細については、ホームページ上の「2025年度事業計画書」等をご覧ください。

2024年度プレミアム講演会(11/30)の動画を公開

2024年11月30日(土)にホテルエルセラーン大阪(大阪市北区)にて、2024年度大同生命地域研究賞を受賞

された中村安秀氏を講師に迎え講演を行っていただきました。

当日の講演を財団YouTubeへ公開していますので、ぜひご覧ください。

   

講演内容:『母子手帳はミラクルです!~世界に広がり育まれた日本の「発明品」~』

      中村 安秀 氏(公益社団法人日本WHO協会理事長、大阪大学名誉教授)

     (2024年大同生命地域研究特別賞受賞者)

 

     <中村氏からのコメント>

      妊娠・出産・子どもの健康の記録が一冊にまとめられ、保護者が家庭で保管できること。

      このシンプルな特徴を兼ね備えた母子手帳は、1948年に世界で初めて開発された日本の発明です。

      インドネシアの農村における国際保健医療協力に携わるなかで、母子手帳の魅力に気づかされました。

      いま、世界50以上の国や地域で母子手帳が使われていますが、デジタル版との併用など、低中所得国

      での実践の進化は速いです。

      母子手帳を通じて、 国境を越えてお互いが学びあう時代が到来したことを実感しています。

      

       YouTube:https://youtu.be/EKgSl3uUDl0

        

また、大同生命国際文化基金公式YouTubeでは、上記以外にも過去に受賞された方々のご講演やメッセージ等を

公開しております。大変興味深い内容となっておりますので、ぜひご覧ください。

 

大同生命国際文化基金公式YouTube:https://www.youtube.com/@user-mt1ft7ee3x