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2012年度
理事会を開催

3月15日(金)に当財団の理事会が大阪で開催され、2013年度の事業計画書等が承認されました。

詳細については、ホームページ上の「2013年度事業計画書」等をご覧ください。

教育支援事業―ラオス人民民主共和国から労働勲章を受章(ニュースリリース)

学校建設、奨学金事業等の活動を通じてラオスの教育開発に貢献したことが評価され、ラオス人民民主共和国から勲章を授与されました。

ニュースリリースはこちらをご覧ください。

翻訳出版事業─「ジャパニーズ・ミラーズ」シリーズ─「二宮金次郎」ミャンマー語版を出版

二宮金次郎

(1)ミャンマー語出版

書名 二宮金次郎
著者 木暮 正夫
訳者 島岡 アウンチョーヘイン

ミャンマーにおける5番目の翻訳作品です。
二宮金次郎は1787年に生まれ1856年に亡くなった、日本の江戸時代後期を代表する農政家・思想家です。
貧しい農民の子に生まれながらも、子どものころからよく働き、勉強熱心だった金次郎は、その知恵と経験を生かして農民を指導し、たくさんの貧しい農村を救います。
「報徳思想(人は天・地・人の徳に報いるために,自ら徳行を実践しなければならないという考え)」を唱えて「報徳仕法(節約・貯蓄を中心とする農民の生活指導などを通じて農業経営の立て直しと農村復興をはかる方法)」と呼ばれる農村復興政策を指導する偉業をなしとげた二宮金次郎の努力の生涯をご理解いただければ幸いです。

アジアの現代文芸「現代タイのポストモダン短編集」を翻訳出版

「アジアの現代文芸」シリーズの60冊目にあたり、タイとしては16冊目の作品になる以下の作品を電子書籍および紙の書籍として出版しました。
電子書籍は「アジアの現代文芸 電子図書館」からご覧になれます。 紙の書籍は全国の公共図書館に寄贈します。

・作品名:現代タイのポストモダン短編集
・著作者:プラープダー・ユン 他
・翻訳者:宇戸清治

本作品集は、現代タイを代表する作家6人(ウィン・リョウワーリン、カノックポン・ソンソムパン、プラープダー・ユン、ウティット・ヘーマムーン、ビンラー・サンカーラーキーリー、デーンアラン・セーントーン)の短編を収録しています。

経済発展が続き、都市化が進む現代のタイでは、文学界にも大きな地殻変動が起こりつつあります。従来タイでは、社会や政治との関わりの中で個人の生き方を追求するリアリズム文学が主流でしたが、高度情報・消費社会へと急激に変化する中で、個人のアイデンティティや人間の内面世界を模索する作品が次々と生まれつつあります。

歴史・文化・民族等を理解するために味わうといった今までのような捉え方ではなく、タイ文学を同時代の世界の文学として味わっていただければ幸いです。

翻訳出版事業―「アジアの現代文芸」シリーズの電子書籍化について(ニュースリリース)

大同生命保険株式会社の創業110周年記念事業の一環として、「アジアの現代文芸」の電子書籍化を進めています。

ニュースリリースはこちらをご覧ください。

翻訳出版事業―「アジアの現代文芸」シリーズの電子書籍を追加しました

これまでに出版した作品のうち以下の5作品を電子書籍にしました。

作品はこちらからご覧ください。無償でご覧になれます。

今後も著作者・翻訳者の許諾が得られた作品から順次電子書籍化を行っていきます。

 

  ①「業の罠」(タイ) ─1986年3月出版─

    著者:ドゥアンチャイ

    訳者:吉岡 みね子

  ②「チャオプラヤー河の流れ」(タイ) ─1987年11月出版─

    著者:サティエン・チャンティマートーン       

             訳者:吉岡 みね子

  ③「ミャンマー現代短編集1」(ミャンマー) ─1995年2月出版─

    著者:マウン・ターヤ他     

             訳者:南田 みどり

  ④「ミャンマー現代短編集2」(ミャンマー) ─1998年9月出版─

    著者:マウン・ティンスン他 

             訳者:南田 みどり

  ⑤「変革の時代」(スリランカ) ─2011年10月出版─

    著者:マーティン・ウィクラマシンハ 

             訳者:野口 忠司

教育支援事業―ラオスの小学校建設・図書寄贈など

(1)学校建設事業

1) 2010年度建設校―ナノン校の竣工―

勉学環境に恵まれないラオスにおける学校建設推進のため、一般財団法人民際センター(東京)の協力により、2011年11月から建設を進めていたサーラワン県のナノン校が7月に竣工し、11月28日に竣工式が行われました。
竣工式には、学校長・教員・生徒全員に加えて、村長をはじめとする主だった住民が参加しました。郡教育局長からの建設事業報告、当財団からの贈呈の辞、学校長からの感謝の辞、県副知事の祝辞等に続いて、テープカット、記念プレート設置、記念植樹が行われ、ナノン校の竣工を盛大にお祝いしました。
ナノン校には、生徒の学習援助のために、地球儀等の学用品およびラオス語版「本田宗一郎 夢を力に」(2012年11月 当財団出版)を併せて寄贈しました。

ナノン校全景

教室

新校舎を前に住民や生徒達と

副知事と記念プレート設置

村長へ学用品を贈呈

生徒による交流の踊り

2) 2012年度建設候補校の訪問・視察

一層の国際社会貢献と国際相互理解の促進を図ることを目的として、勉学環境に恵まれない東南アジア地域における地域住民の意識の改革と教育意識の向上を図るために、ラオスにおいては、2012年度も学校建設を推進します。
2012年度の建設校を決定するため、ラオス南部にあるカムアン県のドンカセン校を11月26日に、サワンナケート県のナークー校、ドンカンクー校を11月27日に訪問・視察しました。
視察では、学校長をはじめとする教員、村長をはじめとする住民代表より教育への情熱、学校建設への意欲、各県・各郡教育局の優先度、その他有効性、効率性を聴取しました。視察結果をもとに当財団において建設校を決定し、早期に着工の予定です。

・建設候補校校舎風景

ドンカセン校

ナークー校

ドンカンクー校

・住民等からのヒアリング風景

ドンカセン校

ナークー校

ドンカンクー校

3) 建設校を訪問・視察

大同生命創業100周年記念事業建設校であるシヴィライ校(2004年6月竣工)を11月26日、ピアマイ校(2004年9月竣工)を11月29日、および当財団が建設したウンパウン校(2011年2月竣工)を11月27日に訪問・視察し、学校長や村民等から竣工後の管理・運営状況、教育環境等を聴取しました。

シヴィライ校の生徒達

ピアマイ校の生徒達

ウンパウン校の学校長・
住民等からのヒアリング

(2)学校支援事業

1) ラオスの小学校に図書を寄贈

建設校を決定するために訪問した、カムアン県のドンカセン校 (11月26日)、サワンナケート県のナークー校(11月27日)および11月28日に竣工式を行ったナノン校の3校へ、生徒の学習援助のために、学習図書およびラオス語版「本田宗一郎 夢を力に」(2012年11月 当財団出版)を寄贈しました。

寄贈図書とドンカセン校の
生徒達

寄贈図書とナークー校の
生徒達

寄贈図書とナノン校の生徒達

大同生命国際文化基金外国人奨学金制度―ベトナムの奨学生と面談

(1)ベトナムの奨学生と面談

11月25日、べトナムにおける奨学金制度で協力・支援をいただいているドンズー育英会事務局(ホーチミン市:代表グエン・ドック・ホーエ氏)を訪問し、奨学生5名に対し奨学生面談を行いました。
当財団の奨学金制度の目的を説明するとともに、各奨学生と計1時間30分にわたり面談し、現況等を聴取しました。
また、同育英会と奨学生には、ベトナム語版「湯川秀樹」(2012年3月 当財団出版)を寄贈しました。
なお、ベトナムの奨学金制度は2012年度をもって収束しますので、これが最後の奨学生面談となりました。

奨学生に「湯川秀樹」を寄贈

  奨学生と記念写真

翻訳出版事業─「ジャパニーズ・ミラーズ」シリーズ─「本田宗一郎 夢を力に」ラオス語版を出版

本田宗一郎 夢を力に

(1)ラオス語出版

書名 本田 宗一郎 夢を力に
著者 本田 宗一郎
訳者 ペットニラン ロワン

本書はラオスにおける4番目の翻訳作品です。
ラオスの学校、図書館などに寄贈させていただきます。本田宗一郎の生き方、人間的魅力を通して日本人のたくましさや生き方を、ラオスの人々に理解していただければ幸いです。

アジアの現代文芸「時の終焉」を翻訳出版

「アジアの現代文芸」シリーズの59冊目にあたり、スリランカとしては3冊目になる以下の作品を電子書籍および紙の書籍として出版しました。
電子書籍は「アジアの現代文芸 電子図書館」からご覧になれます。 紙の書籍は全国の公共図書館に寄贈します。

・作品名:時の終焉
・著作者:マーティン・ウィクラマシンハ
・翻訳者:野口忠司

本作品は、文豪マーティン・ウィクラマシンハの三部作として知られる、2010年10月刊行の「変わりゆく村」、2011年11月刊行の「変革の時代」に続く、最終作に当ります。

第一部では地方の中産階級の家族の崩壊が、第二部では都市の裕福な家庭に育ちながらも、価値観の違いに苦悩し、翻弄される子や孫たちの姿が描かれていましたが、本作では再び資産家階級にのし上がった孫とその子ども世代との対立と葛藤が、労働者対資本家の闘争と並行して克明に描かれています。

翻訳出版事業―「アジアの現代文芸」シリーズの電子書籍化について(ニュースリリース)

大同生命保険株式会社の創業110周年記念事業の一環として、「アジアの現代文芸」の電子書籍化を進めています。

ニュースリリースはこちらをご覧ください。

翻訳出版事業―「アジアの現代文芸」シリーズの電子書籍化を始めました

これまでに出版した作品のうち以下の5作品を電子書籍にしました。

作品はこちらからご覧ください。無償でご覧になれます。

今後も著作者・翻訳者の許諾が得られた作品から順次電子書籍化を行っていきます。

 

  ①「農園の日差し」(ベトナム) ─2000年9月出版─

    著者:タック・ラム

    訳者:川口 健一

  ②「敗者の勝利」(タイ) ─2004年12月出版─

    著者:セーニー・サオワポン       

             訳者:吉岡 みね子

  ③「山の麓の老人」(マレーシア) ─2005年3月出版─

    著者:アジジ・ハジ・アブドゥラ     

             訳者:藤村祐子/タイバ・スライマン

  ④「ビールーの少年時代」(インド) ─2006年11月出版─

    著者:クリシュナ・バルデーオ・ヴァイド 

             訳者:長崎 広子

  ⑤「幻想の国」(タイ) ─2009年9月出版─

    著者・M.R.ニミットモンコン・ナワラット 

             訳者:吉岡 みね子

2012年度大同生命地域研究賞贈呈式を開催いたしました

2012年度(第27回)大同生命地域研究賞選考委員会(委員長:原 洋之介氏)が5月23日に大阪市で開催され、次の方々が受賞者に決定いたしました。

受賞者に対する贈呈式は、7月13日に大同生命株式会社(大阪本社)で開催いたしました。

2012年度大同生命地域研究賞受賞者の決定および贈呈式の開催

2012年度(第27回)大同生命地域研究賞の受賞者を決定いたしました。受賞者ならびにこの賞に関する詳細は、こちらをご覧ください。

理事会・評議員会を開催

5月18日(金)に当財団の理事会が、6月22日(金)に評議員会が開催され、2011年度の計算書類等が承認されました。
詳細については、ホームページ上の「2011年度事業報告書」等をご覧ください。