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2009年度
翻訳出版事業

(1)「ジャパニーズ・ミラーズ」シリーズ

1) カンボジア語出版

「五体不満足 完全版」(講談社刊)
乙武洋匡 著
ペン・セタリン 訳

本書はカンボジアでの4作品目、「ジャパニーズ・ミラーズ」シリーズの23作品目の出版となります。
自叙伝である「五体不満足 完全版」をカンボジアの多くの国民の皆さんに読んでいただき、生まれながらにして四肢を持ち合わせなかった著者の人生を通じて、自身の努力と周囲の協力の必要性を理解していただくと共に、希望と生きる力を得ていただけたら幸いです。
本書はカンボジアの学校や図書館に寄贈いたしました。

大同生命国際文化基金外国人奨学金制度

面談中の奨学生

(1)ベトナムの奨学生と面談

11月8日、ドンズー育英会事務局(ホーチミン市:代表グエン・ドック・ホーエ氏)を訪問し奨学生5名と各人毎に、計1時間30分にわたり面談しました。
当財団の奨学金制度の目的を徹底すると共に、奨学生の現況等を聴取しました。
奨学生との面談終了後、ドンズー育英会グエン・ドック・ホーエ代表と打合せを行ない、今後の奨学金制度について説明を行いました。

(2)カンボジアの奨学生と面談

11月11日コンポンスプー師範学校を、翌12日コンポンチャム師範学校を訪問し、奨学生と面談しました。
コンポンスプー師範学校では1年生16名、2年生14名と、また、コンポンチャムでは1年生14名、2年生11名と各1時間にわたり当財団の奨学金制度の目的を徹底すると共に、奨学生の現況等を聴取しました。
なお、両師範学校の1年生が卒業するとカンボジアでの奨学金制度は終了します。

コンポンスプー師範学校の
奨学生と記念写真

コンポンチャム師範学校の
奨学生と記念写真

(3)ラオスの奨学生と面談

11月16日にサワンナケット教員養成短大を、19日にパクセ教員養成短大を訪問し、奨学生と面談しました。
両教員養成短大とも9月入学者への奨学金認定書の授与を行なうと共に、各々18名全員出席のもと1時間にわたり面談しました。
当財団の奨学金制度の目的を徹底すると共に、奨学生の現況等を聴取しました。

サワンナケット教員養成
短大の奨学生と

質問に聞き入る奨学生
(パクセ教員養成短大)

教育支援

当財団では、勉学環境に恵まれない東南アジアの子どもたちのために、主としてラオス、カンボジア、ミャンマーにおいてソフト面からの支援として、図書、教材、文房具等を寄贈しています。

(1)カンボジアの学校に図書を寄贈

11月10日、大同生命100周年事業で建設したプームトメイ校を訪問・視察し、校長や住民よりその後の管理・運営状況、教育環境等について聴取しました。その後、子どもたちのために持参した図書(約350冊)を寄贈しました。
また、11月13日にオンメトライ校、ピーンポン校を訪問し、持参した生徒向けの教科書や図書(各350冊)を寄贈しました。

100周年事業建設校
プームトメイ校にて

オンメトライ校にて

ピーンポン校にて

(2)ラオスの学校に図書を寄贈

11月16日サワンナケット県教育局、同18日にセコーン県教育局において、元サワンナケット、パクセ両教員養成短大奨学生が教師をしているドムサバン小学校、ダクラン中学校、ダクラン小学校に図書(各180冊)ならびに図書箱を寄贈しました。
3人の教師は教育に情熱を燃やしており、ソフト面からの支援を行なうことにより相乗効果が見込まれます。
なお、3校とも遠隔地にあるため訪問持参できず県教育局に出向いてもらう予定でしたが、9月29日の台風による道路の寸断、橋の流失で来られないため、県教育局長に代理受領していただきました。

寄贈した図書

セコーン県教育局長と

学校建設事業―ラオス―

(1)学校建設事業の目的

教育環境の劣悪な東南アジアにおいて学校を建設することにより、地域住民の意識の改革と教育意識の向上を図り、一層の国際社会貢献と国際相互理解の促進を図ることを目的として、ラオスにおいて学校建設を開始します。

(2)学校建設候補校の視察

ラオス南部にあるサワンナケット県ポンサワン校を11月15日に、同県ウンパウン校を同16日に、サーラワン県ナラオン校を17日に訪問・視察しました。
この視察は、学校長をはじめとする教員、村長をはじめとする住民代表より教育への情熱、学校建設への意欲、各県・各郡教育局の優先度、その他有効性、効率性を聴取し、建設校を決定するためのものです。
この建設候補校は、ラオスにおいて学校建設を推進している協力団体「一般財団法人民際センター(東京・新宿区、理事長:秋尾晃正氏)」が調査・作成した資料をもとに、当財団において8校の中から3校に絞り込んだものです。
なお、視察の結果を基に当財団において12月中に建設校を決定、来年3月に着工の予定です。

・建設候補校校舎風景

ポンサワン校

ウンパウン校

ナラオン校

・住民からの聴取風景

ポンサワン校

ウンパウン校

ナラオン校

(3)ラオスの各県教育局を表敬訪問

奨学金制度に対する協力・支援、あるいは、学校建設候補校選定に協力いただいた次の各県教育局を表敬訪問し、日頃のご支援・ご協力に対し謝辞を述べると共に意見交換を行いました。また、昨年3月に出版した「五体不満足 完全版」を各県教育局に寄贈しました。

11月16日 サワンナケット県教育局 
11月18日 サーラワン県教育局、セコーン県教育局

・各県教育局訪問風景

サワンナケット県教育局

サーラワン県教育局

セコーン県教育局

(4)ラオスにおける大同生命100周年事業建設校を訪問・視察

大同生命100周年事業建設校であるシヴィライ校を17日に、また、ピアマイ校を18日に訪問・視察し、校長や住民よりその後の管理・運営状況、教育環境等について聴取しました。

シヴィライ校校舎

ピアマイ校校舎

翻訳出版事業

(1)「アジアの現代文芸」シリーズ

タイの作品
「幻想の国」
M.R.ニミットモンコン・ナラワット著
吉岡みね子訳

本書は「アジアの現代文芸」シリーズとしては53作品目、タイの作品としては15作品目になります。
「旧」から「新」へとタイの社会が大きな変わり目にあったとき、ある階級の一人の人間がタイの進むべき姿を語る本書は、文学そのものがそれぞれの時代の人生や真実を映し出し、その時代の社会と共に変遷していくことを如実に示しています。
この作品をとおして、タイにおける立憲君主制の確立期のタイ社会、タイの人々の生き方や考え方を理解していただけると思います。

大同生命国際文化基金外国人奨学金制度

奨学生と記念写真

(1)ミャンマーの奨学生と面談

9月12日に旧首都ヤンゴンにおいて、奨学生(奨学生18名中12名、卒業生5名出席)と面談を行いました。
面談は各学年別に行い約2時間30分にわたり、当財団の奨学金制度の目的を徹底すると共に、奨学生の現況等を聴取しました。

(2)ミャンマー政府教育省高等教育局長代理を表敬訪問

9月13日、奨学金制度に対する協力・支援をいただいているミャンマー政府教育省高等教育局長代理を表敬訪問しました。日頃のご支援・ご協力に対する謝辞を述べると共に、今後の奨学金制度について説明しました。

学校支援

(1)ミャンマーの寺子屋に文房具を寄贈

9月14日、大同生命100周年事業で建設したピンレーブ寺、翌15日にナツマウツ寺、ミガダーウォン寺の各寺子屋を訪問し、勉学環境に恵まれない子どもたちに、ソフト面からの支援として持参した文房具(ノート、鉛筆、ボールペン)を寄贈しました。

ピンレーブ寺寺子屋

ナツマウツ寺寺子屋

ミガダーウォン寺寺子屋

(2)タイの学校に図書を寄贈

9月18日、大同生命100周年事業で建設したバンヒュエイコブ校を訪問・視察し、校長よりその後の管理状況、教育環境等について聴取しました。その後、持参した図書(125冊)を寄贈し、生徒からはインドネシアの楽器による歓迎の演奏が披露されました。
なお、当校はタイ中西部のミャンマー国境近くの山岳にあり、全校生徒約240名のうち50%以上が無国籍状態にあリます。

校長へ図書を寄贈

生徒代表による歓迎演奏

(3)タイの提携財団を訪問

9月19日、タイにおける奨学金制度で協力・支援をいただいているマーヤー・ゴータミー財団を訪問し、PATRAWA会長、TOY事務局長に協力と支援に対する謝辞を述べると共に、今後の奨学金制度について説明しました。

第24回大同生命地域研究賞の贈呈

第24回大同生命地域研究賞の贈呈式が、7月17日にクラブ関西(大阪市)で開催され、次の方々が受賞されました。

大同生命地域研究賞選考委員会を開催

第24回大同生命地域研究賞選考委員会(委員長 池端雪浦氏)が5月28日 に大阪市で開催されました。  
受賞者については大同生命地域研究賞の贈呈を参照ください。