2021年10月22日(金)に、徳島県徳島市で、ポルトガルの文筆家・モラエスの顕彰活動を表彰する
「第8回モラエス賞」の授賞式が開催され、当財団が「特別賞」を受賞しました。
モラエスが、ポルトガル語で出版した著書を、当財団が1994年から2000年に助成し、日本語に翻訳
した著書4冊と伝記1冊を出版しました(現在、助成事業は終了)。
これらの翻訳本がその後のモラエス研究の基礎となり、モラエスの活動を多くの人々に広めたことが
評価され、今回の受賞に至りました。
ヴェンセスラウ・デ・モラエス
(1854年~1929年)
・ポルトガルの軍人、外交官、文筆家、日本文化研究家。
・神戸・大阪ポルトガル国領事。
・神戸在勤中に、徳島出身の芸者・福本ヨネと出会い結婚。
・ヨネの死後、徳島に移住。日本の民俗文化等の研究・著述に精力的に取り組み、ポルトガル等に紹介し、
徳島で75歳の生涯を終える
・モラエスの功績を讃え、神戸市には銅像、徳島市には「モラエス通り」と名づけられた通りがある。
授賞式
トロフィー・表彰状
【当財団からの助成金により日本語に翻訳・出版されたモラエスの著書・伝記】
『モラエスの絵葉書書簡』(1994年)
『日本精神』(1996年)
『ポルトガルの友へ・モラエスの手紙』(1997年)
『モラエスの日本随想記 徳島の盆踊り』(1998年)
『モラエスの旅―ポルトガル文人外交官の生涯』(2000年)