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アジアの現代文芸の翻訳出版

パキスタン

出版年月日 1990年3月29日

グルムク・スィングの遺言

著者
:サアーダット・ハサン・マントー 著
翻訳者
:鈴木斌、片岡弘次 編訳
ジャンル
:小説
原作出版年代
:20世紀前半
総頁数
:255

表題の「グルムク・スィングの遺言」を始めとする9編の短編が収められています。表題作はマントーの人間不信が最も色濃く出ている作品です。グルムク・スィングという名のスィク教徒が、当時判事をしていたミヤーン・サーハブによって誤審の泥沼から救われます。その後、グルムク・スィングは判事への感謝を忘れず、イードの前日には必ず食料を届けに行くようになりました。イスラム教徒とヒンズー教徒との争いが激しくなる中、父の遺言だからとグルムク・スィングの息子は病床のミヤーン・サーハブがイスラム教徒であるにも関わらず、食料を届けに行きます。感動するイスラム教の元判事一家。ところが、外では息子と一緒にやってきた覆面の男たちが、家を焼き打とうと待っているのでした。