「大同生命地域研究賞」30周年記念シンポジウムの開催
「大同生命地域研究賞」の創設30年を機に、地域研究が、世界の諸地域との関わりを通じてどのような形で社会に貢献できるかを議論することを目的にしたシンポジウムを開催しました。
■テーマ:混迷の時代を読み解く-地域研究を未来にどう活かすか-
急速なグローバル化が進行する一方で、文化・歴史・宗教などの多様性に起因する対立が世界各地で深刻さを増しています。地域研究はその解明にどう立ち向かおうとしているのか。グローバル化時代に求められる地域研究のあり方を探りました。
■日 時:2015年 11月 23日(月・祝日)
■会 場:大阪大学中之島センター10階「佐治敬三メモリアルホール」
■プログラム:
第一部 基調講演 |
「鉄の胃袋」をもった男が語るフィールドワーク
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第二部 パネルディスカッション |
地域研究 最前線からのメッセージ -持続可能な安定と平和、その可能性を考える-
小林 知 氏(京都大学 東南アジア研究所 准教授) 酒井 啓子 氏(千葉大学 法政経学部長 教授) 佐川 徹 氏(慶応義塾大学 文学部 助教)
島田 周平 氏(東京外国語大学大学院 総合国際学研究院 特任教授) 21世紀に入っても世界では多くの紛争が起こっています。領土問題、民族問題、宗教対立、貧富の格差、グローバル化の中で進む資源獲得競争など、紛争の原因はさまざまで、しかも複雑に絡んでいます。 世界各地の紛争に関わっている地域研究者がその紛争をどのように理解し、解決に向けた処方箋を提示できるか討論しました。 (肩書は開催当時のものです) |