アジアの現代文芸の翻訳出版
パキスタン
出版年月日 2014年12月18日
ムーサーの一撃
- 著者
- :ムハンマド・イクバール 著
- 翻訳者
- :片岡弘次 訳
- 総頁数
- :297
本書の著者イクバールは、アジアの現代文芸シリーズ『ジブリールの翼』(片岡弘次氏訳・2011年出版)の著者でもあります。
いずれの作品もインド・パキスタン分離独立(1947年)前の1930年代の英領インドにおいて、衰退の道をたどるイスラーム社会の将来を憂い、イスラーム教徒の再生と覚醒のメッセージを詩に託していますが、本書ではタイトルに含まれる“一撃”に表されるように、より直截なメッセージとなって迫ってきます。
詩的技巧に優れた『ジブリールの翼』と哲学的思考に力点が置かれた『ムーサーの一撃』を併せてお読みいただければ幸いです。