アジアの現代文芸の翻訳出版
ミャンマー
出版年月日 2010年2月24日
テインペーミン短編集
- 著者
- :テインペーミン 著
- 翻訳者
- :南田みどり 訳
- 総頁数
- :257
ミャンマーが議会制民主主義からビルマ式社会主義へと体制を変え、社会が変遷していった時代を背景とする8編の作品が収録されています。著者テインペーミンは、作家は傍観者であってはならず、民族解放に貢献する作品を書くべきだと主張し、「進歩的」文学の概念を文芸界に導入しました。作家としてだけではなく、ジャーナリストとしても名を馳せ、戦後ビルマ政治の荒波に身を投じた人物でもあります。本書には、時代に翻弄される民衆の姿と共に、戦後の激動を真摯に生きた著者の心の軌跡も記されています。