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アジアの現代文芸の翻訳出版

ミャンマー

出版年月日 2007年8月31日

漁師

著者
:チェニイ 著
翻訳者
:河東田静雄 訳
ジャンル
:小説
原作出版年代
:20世紀後半
総頁数
:451

貧しい漁師夫婦の日常と、その心の世界をリアルに描いた本作品の舞台となっているのは、著者チェニイの生まれ故郷であるイラワジ河下流デルタ地帯のダヌピュ地方です。雨季から乾季、暑季へと移りゆく自然を背景に、そこに暮らす漁師たちは森羅万象に精霊が宿ることを信じ、地域を守る精霊神の存在を心の支えにしながら、日々の厳しい労働の中に過ごしています。そこには、自然と一体になって生きようとする無意識の共存があります。著者はこの作品を通じて、言葉や民族、国の違いを超え、私たちに“人間とは何なのか、生きるとはどういうことなのか”という普遍的な問いかけをしたのではないでしょうか。本作品はミャンマーにおいて、リアリズム文学の傑作と評されています。